「1995年1月17日から23年目を迎えて」
あの日、私は大学生でした。明け方未明に地響きと共に、生まれて経験した事のない揺れで目が覚めました。
そのまま起床して、大阪から神戸方面の大学に向かうため、普通に自転車で駅へと急ぎました。
途中信号が全て起動されておらず、おかしいと感じながら駅に到着すると電車は動いておらず、神戸の友人が心配になり電話をしましたが繋がらず、それからしばらく不安のな日々を過ごしました。
何日かたち電車が神戸の手前まで動くようになったので自転車を持ち込み、新長田に住む友人の家へ向かいました。
開通している駅で下車し、そこからは自転車で目的地へ向かいました。
新長田に近づくにつれ、言葉では形容し難い状況にただ驚くばかりでした。
幸いにも友人一家は無事でしたが、あの時見た光景は今でも忘れられません。
6400名を超える尊い命が阪神大震災に奪われ、今年で23年目を迎えるに至りました。
この震災で亡くなられた方々に改めて、心から哀悼の意を表します。
また被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。
私は私の仕事を通し、いつまでもこの震災の記憶を忘れる事なく日々邁進していく所存であります。
平成30年1月17日
吉村 友希
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