こんにちは! 吉富住宅、テクノストラクチャー事業部の大里です。
今日は、吉富住宅が家づくりにおいて、とても大切にしている要素のひとつ、メーターモジュールについてご説明しようと思います。
■メーターモジュールとは?
家を設計するにあたって、設計の基準となる規格寸法の単位を「モジュール」と言います。
メーターモジュールは1000mm(1m)を基本単位とする設計基準、尺モジュールは910mmを基本単位とする設計基準となります。
つまり、メーターモジュールを採用した家づくりでは、廊下やトイレ、浴室、階段の幅が、通常の尺モジュールで作られた家より約9cm広いということになります。
え? 廊下やトイレの幅が9cm広いからって、具体的に生活がどう変わるの?
と、思われた読者さま、よくぞ聞いてくださいました。では、メーターモジュールで家づくりをすると、家族の生活にどんな変化があるのかを、次章でご紹介していきますね。
■メーターモジュールの家の暮らし
メーターモジュールで建てられた家は、ゆったり広々と作られているので、廊下や階段を親子で楽に並んで歩けますし、家族でお風呂に入る時などにも、窮屈な思いをせずに済みます。
介護や子どもさんのトイレトレーニングなどで、複数人でトイレに入る時などにも、やはり便利。
また、老後、廊下に手すりなどを付けたいと思っても、狭い廊下では手すりがひどく圧迫感を感じさせてしまうこともありますが、メーターモジュールで設計された廊下なら、その心配もありません。もちろん車椅子も通りやすいですよ。
ゆったりとした家づくりを実現するメーターモジュールは、日常生活に開放感や快適さをもたらしてくれるだけでなく、子育てから介護まで、あらゆる面で実用的なメリットがあるものなのです。
では全ての家をメーターモジュールで建てれば良いのか、と言うと、それがそういうわけでもありません。
次回は、メーターモジュールには不向きな家について、ご説明しますね。
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