こんにちは! 吉富住宅テクノストラクチャー事業部、大里です。

今回お届けする家づくりのフロー4「プランニング編(中編)」では、実際にプランニングの中で決定していくべき内容についてご紹介します。

 

■まずは土地を見て、家の配置を決定

まず、実際に土地を見に行きます。

町内はどんな雰囲気なのか? お隣の玄関の位置は? お隣との間隔は? 道路や隣家からの目線は? 車を最も楽に出し入れできるようにするには? 法律や条例による制限は?

現地で、そうしたさまざまな要素を考慮していくうちに、自然とある程度間取りは決まってきます。

もちろん、プロの建築士が適宜アドバイスしてくれますから、専門知識がなくてもご心配はいりません。

 

■間取りを決める! そのポイントは階段の位置

家の間取りを決める際、大きなポイントになる箇所があります。それは「階段の位置」です。

例えば、階段を家の壁側にすれば、窓を作ることで明るい階段にすることができます。ただし、階段を壁側に作ると2階に長い廊下を作る必要があり、2階の居室の面積は狭くなってしまいます。

一方、家の真ん中に階段を作れば、2階の北側と南側両方に部屋を取ることができ、廊下に使うスペースも少なく済みます。ただし、窓から明かりを取ることができないため、階段を明るく作りたいなら、吹き抜けやホール、天窓で対応する必要があります。

階段を壁に沿って作るか、それとも家の真ん中に作るか、ただそれだけの違いでも、間取りがこれほど大きく変わります。重要なポイントなのでプランニングの際は意識してみてくださいね。

あとは、暮らしやすい動線、明るさ、風通しの良さ、収納の使いやすさなどをしっかりと考えて、間取りを決めていきましょう。

 

■設備・内装・外構

家のゾーニングが決まったら、次はそこにどんな設備を入れるか、内装や外構の資材をどうするか、などを決めていきます。

屋内の間取りについては一生懸命考えて、あれこれイメージも持っていたのに、外構に関しては特に何も考えていなかった、という方は案外多く、外構は後回しにされがちな部分です。しかし実際は、外構は家の顔。その印象を決める重要なポイントです。

それに、防火・防風・防犯の面などもしっかりと考えなくてはなりません。

明るい日中のことだけでなく、夜間、家の周りや駐車場にどの程度の照明が必要か、そのためには幾つの屋外コンセントが必要か、といったこともキチンとイメージした上で決めましょう。

家づくりのフロー4「プランニング編(中編)」、いかがでしたか?

次回は、プランニングのポイントのまとめをお届けしますね。今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。