こんにちは! 吉富住宅テクノストラクチャー事業部、大里です。

家づくりをするにあたって、スロープは付けたほうが良いのか、それとも付けないほうが良いのか、というご相談を受けることが良くあります。

私自身も吉富住宅で家を建てているのですが、スロープの有無については家族で何度か話し合いをしました。

そこで今回は、家を建てるにあたってスロープは必要なのか? スロープを設置するメリット・デメリットはなにか? という話題についてご紹介していきたいと思います。

 

スロープを付けることのメリット、デメリット

スロープを設置するメリットは、足腰が弱った人、車椅子を使用している人が、安心して玄関を出入りできる、という点にあります。もちろん、今現在スロープが必要なご家庭においては、それはメリットというより必須の項目です。

 

一方、今の時点で特に必要ないけれど、それでもあえてスロープの設置をするという場合は、いくつかのデメリットがあります。

まず、スロープを作ると駐車場や庭の面積が狭くなってしまいます。また、コストも掛かります。

スロープを作るのに必要な面積は玄関と地面の高低差によって異なりますが、大体は駐車場車一台分程度の広さは必要でしょう。

今(もしくは近い将来)必要ではないのに、駐車スペースや庭の面積を減らし、コストを掛けてまでスロープを設置するのは、正直あまり得策だとは、私には思えません。

 

スロープを設置するにあたっては、考えておくべき関連項目もいくつかあります。

スロープと一緒に手すりを設置するかどうか? スロープに屋根は必要か? 門は手動で良いのか、電動が良いのか? こうしたことは、実際にスロープが必要になってから、状況に応じて考えたほうが、合理的でもあります。

 

結局、私自身もスロープは作らず…

私自身、自分の家づくりでもスロープは設置しませんでした。

実は、父がスロープを付けてほしいと強く要望していたのですが、うちの父、おかげさまで今は毎週ゴルフに出掛けるくらい元気ですし、近い将来スロープが必要になる姿もあまり想像できません。

年を取ったら、必ずしも全員が全員スロープが必要なわけでもありませんしね。

特に外構は、住みながらでも工事することが可能です。

やはり家は、その時その時のライフスタイルに合わせて変化させていけば、それで良いのではないでしょうか。