こんにちは! 吉富住宅テクノストラクチャー事業部、大里です。

 

家づくりには、その時代時代で流行のようなものがありますよね。そして、せっかく新築で家を建てるなら、流行のモダンなデザインで家を建てたい、と思うお客さまの気持ちも分かります。

もちろん、お客さまのご要望を実現するための注文住宅ですから、私たちが一番に考えるのはお客さまのご満足です。

 

ただ、私たちが家づくりのお手伝いをする上で「今の主流だから」とか「流行っているから」といった理由でお客さまに何かをご提案する、ということは基本的にありません。

吉富住宅が重視するのは、あくまで住み心地が良いかどうか、性能が良いかどうか、合理的かどうかです。

そこで、いつもなら「吉富住宅ではこんなことをしています」ということをご紹介することが多いこのブログですが、今回はあえて「吉富住宅はこれをやってないんですよー」というお話をご紹介してみたいと思います。

 

■今、流行りの「軒がない家」

最近、軒がない家が流行っていますよね。あれは、新築時の初期費用が抑えられて、陽当たりも良く、なにより見た目がスタイリッシュなので、都会の狭小住宅などではよく採用されています。

しかし、吉富住宅では基本的には「やっぱり家には軒があったほうが良い」と考えています。

 

軒がないことで、まず最も懸念するのが、外壁の痛み。雨や直射日光にさらされ続けることで、外壁は通常よりずっと早く痛みます。当然かなり小まめにケアしなければ、雨水の侵入や雨漏りの原因にもなります。選ぶ外壁によっては、家を新築してからほんの3~4年で改修工事が必要になることも。

もちろん、エアコンの室外機や給湯器などにとっても良い環境とは言えませんので、普通よりずっと早く寿命が尽きてしまう可能性が高いでしょう。

 

そうしたことを承知の上で、それでも軒を作らないとお客さまが選択される場合は、もちろん私たちに否やは有りません。しかし、そうでないなら、「流行っているから」「安いから」という理由で安易に軒のない家をお客様にご提案はしない私たちです。

 

■次回は外壁のお話

今回は「軒」のお話でした。次回は、今はやりの外壁について、吉富住宅が考えていることをご紹介します。この情報がみなさまの家づくりの一助となれば幸いです。