
親が高齢になり、「そろそろ実家をどうするか考えないと…」と感じ始める方も多いのではないでしょうか。
長年の思い出が詰まった実家。けれど、老朽化や耐震性の不安もある。
「建て替えるべきか」「リフォームで残すか」──判断に迷うのは当然です。
今回は、実家の建て替えを検討する際によくある“後悔ポイント”と、失敗しないための注意点をまとめました。
よくある「実家建て替えの後悔」
①親世代と子世代の意見が合わなかった
親にとっては「昔ながらの家の形」が落ち着くもの。
一方、子世代は「使いやすく、現代的な間取りにしたい」と考えます。
ここをすり合わせないまま進めてしまうと、「思っていたのと違う家になった」と不満が残ることがあります。
② 費用が想定より多くかかった
建て替えは「解体費」「仮住まい費」「引っ越し費用」など、建物以外のコストも発生します。
最初の見積もりだけで判断せず、総額を把握することが大切です。
③ 名義や相続の整理を後回しにした
親名義の土地に子どもが家を建てるケースでは、登記や相続時の扱いがトラブルになることも。
建て替えをきっかけに、名義や相続の整理を早めに行っておくのが安心です。
建て替え前に確認しておきたい3つのポイント
1. 家族全員の“これから”を話し合う
誰が住むのか、どんな暮らしをしたいのかを具体的に。
「親と同居するのか」「将来的に子どもが引き継ぐのか」など、長期的な視点で計画を立てましょう。
2. 土地の法規制・再建築条件をチェック
たとえ実家の土地でも、建て替えに制限がある場合があります。
「再建築不可」「セットバック」「擁壁のやり替え」など、事前調査を行っておくと安心です。
3. トータル費用を把握する
建築費だけでなく、解体・仮住まい・外構・税金などを含めた総予算を出すことが、後悔しないコツです。
建て替えで得られるメリットも
「実家を壊すのは気が引ける…」という気持ちは自然なもの。
でも、建て替えには次のような大きなメリットもあります。
最新の耐震・断熱性能で、安心して長く住める家に
バリアフリーや回遊動線など、親も子も暮らしやすい設計が可能
二世帯住宅など、将来のライフスタイルに柔軟に対応できる間取りにできる
まとめ|「実家をつなぐ」建て替えという選択
「家族の思い出」と「これからの暮らし」をつなぐ大切な機会です。感情だけでも、費用だけでも決められない難しいテーマだからこそ、
早めに専門家へ相談し、家族全員で納得のいく形を見つけることが大切です。吉富住宅では、建て替えや二世帯住宅のご相談、土地調査や概算見積りも無料で承っております。
「まずは話を聞いてみたい」という方も、ぜひお気軽にご相談ください。

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