
― 不動産のプロが本音で比較します ―
家づくりに携わる私たちがよくいただくご相談のひとつが、
「マンションと戸建て、結局どちらがいいんですか?」
というご質問です。
結論から言うと、**正解は“ご家族の価値観による”**です。
ただし、それぞれに明確な違いがあります。
今回は不動産のプロの目線で、比較してみたいと思います。
① 立地と利便性
マンションは駅近・商業施設近くなど、利便性の高い立地に建つことが多いのが特徴です。
特に都市部ではその傾向が強く、例えば神戸市中心部のようなエリアではマンションの方が駅近物件を選びやすいケースもあります。
一方、戸建ては駅から少し離れる分、
・敷地が広い
・駐車場が確保しやすい
・静かな住環境が手に入りやすい
というメリットがあります。
② 毎月かかる費用
マンションの場合、住宅ローンとは別に
管理費
修繕積立金
駐車場代
が毎月発生します。
将来的に修繕積立金が上がる可能性もあります。
戸建ては基本的に管理費は不要です。
将来の修繕は自己管理ですが、自分のタイミングで計画できるという自由度があります。
長期的な総支払額で見ると、戸建ての方がコントロールしやすいケースが多いのも事実です。
③ 資産価値の考え方
マンションは立地次第で資産価値が保たれやすい傾向があります。
ただし建物の価値は年数とともに下がります。
戸建ての場合、建物の価値は同様に下がりますが、土地の価値は残るのが大きな違いです。
特に人気エリアや区画整理された街並みでは、土地が資産としてしっかり評価されるケースもあります。
④ 生活音・プライバシー
マンションは上下左右に住戸があるため、音の問題がゼロとは言えません。
子育て世代では特に気になるポイントです。
戸建ては隣家との距離があるため、
・子どもが走り回る音
・楽器
・生活音
に対するストレスが少ないのは大きな魅力です。
⑤ 災害・安心感
日本は地震大国です。
1995年の阪神・淡路大震災以降、建物の耐震基準は大きく見直されました。
現在の新築戸建ては耐震性能が非常に高く、
構造計算を行う住宅ではより安心性が高まっています。
マンションは鉄筋コンクリート造で強固なイメージがありますが、
停電時のエレベーター停止や給水ポンプの停止など、ライフライン依存度が高い点も知っておく必要があります。
では、どんな方に向いている?
マンションが向いている方
■駅近を最優先したい
■ワンフロアで生活したい
■セキュリティ面を重視したい
戸建てが向いている方
■子育て環境を重視
■駐車場を確保したい
■将来も含めた資産形成を考えたい
■広さや庭を大切にしたい
私たちが思うこと
私たちは戸建てを手がける会社ですが、
マンションを否定することはありません。
大切なのは、
「今の暮らし」だけでなく「10年後・20年後」を想像できているかどうか。
住宅は買い物ではなく、人生設計そのものです。
どちらが正解かではなく、
「ご家族にとって後悔のない選択かどうか」。
迷われている方は、ぜひ一度ご相談ください。
数字だけでは見えない“リアルな違い”を、プロの視点でお伝えいたします。